*** 【退職願】の意味/「退職願」の書き方 ***
「退職します」
この時に、まず書く事になるのが、この「退職願」(会社によったら「退職届」とも言う)です。
法律上の事やその他詳細は、別ページで説明していきますので、ここで何を一番言いたいのかというと、
『「退職願」を会社に提出するという事は、結局どういう事なのか?』
だけを、このページでは言いたいと思います。
(これで、泣きを見ている人は、実はすごく多いんです!)
すごく大事な事です!!
寿退職等の円満退職の方の場合は、あまり関係ないことなんですが・・・。
「退職願」提出=自己都合退職
となります!
法律でそうしなければいけないという決まり自体はないのですが、社会上の通例です。
裁判の判例でも、こう取られているケースは多いです。
本当に「自己都合」の場合は、特に問題ないのですが、
問題となるのは、リストラ等の「会社都合」による退職の場合です。
<よくある例>
1.今仮に「リストラ」等の理由で、会社側から「辞めてくれないか」と言われたとします。
2.「わかりました」と承諾します。
3.退職の様々な手続きに入ります。これはどっち都合でも一緒です。
(仕事の引継ぎ・備品等の返還・社会保険関係の変更手続き等)
※この詳細は、別ページにて説明します。
4.この時に、上司から「退職願(届)を出してくれないか」と言われます。
会社に退職願(届)の定型フォームがある場合は、書類を渡されます。
5.退職願(届)が必要な理由は、「退職手続きの事務処理上必要だから」と言われます。
6.「あぁ、それならしょうがないか・・・」と思って、面倒くさいながらもしぶしぶ書きます。
7.そして、しぶしぶ書いた「退職願(届)」を、上司に渡します。
ハイ!
この時点で、あなたの退職は、「リストラ」ではなく、「自己都合(自分で勝手に辞めた)」と処理できます!
もうすでに「退職願(届)」を提出してしまったあなたには、会社に文句を言うことが、ほぼ出来ない状態となってしまいました!
会社側は、あなたの「退職願(届)」を手に入れています。
例え、「自分で勝手に辞めたんではない!」と吠えたおそうが、誰も信じてはくれません。
なぜなら・・・、
「退職願」提出=自己都合退職
なのですから・・・。
これが明らかにあからさまだったりとか騙されてとかであれば、「訴えてやる!!」も出来なくはありません。
でも、「退職願(届)」を出してしまっている状態では・・・、かなりしんどい結果が待っていると思います。
正直、もう辞める会社と、そこまでのもめ事は、起こしたくはないはずです。
ちなみに・・・
<退職願の書き方>
通常、「退職願(届)」は、白紙の普通の縦書き便箋に、縦書きで書きます。
下の例は横なので、これをそのまま縦にしてください。
数字は漢数字を使いましょう。
これを、白無地の封筒に入れたらOK!です。
黒のボールペンで全然OK!ですが、ちょっとでも万年筆っぽくするために、水性ボールペンとかの方がいいかも。
特に、こうしなければいけない!という決まりはありません。
極論、メモ書きでも、それが退職願の内容であれば、通ってしまいます。
書かないといけないポイントは、
・退職願というタイトル
・私儀(よくわかりません。入れるのが通例)
・辞める理由(通常は、「一身上の都合」でかまいません)
・辞める日
・提出日 所属部署 自分の名前 朱肉印
・会社名(正式名で。(株)は×)
・通常は会社の一番偉い人(=社長の正式役職名とフルネーム)
(間違っても、「○×社長殿」とは、しないように!)
※会社によったら、人事部長に出す場合もあるので、直属の上司に聞くといいと思います。
わかんない時は、社長でいいです。
社長なのに人事部長と書いたら良くないですが、人事部長なのに社長と書くのは普通は通ると思います。
※会社の定型フォームがある場合は、その用紙をもらって記入してください。
| 退職願 私儀 このたび、一身上の都合により、平成17年4月30日をもって退職したく、 ここにお願い申し上げます。 平成17年3月20日 営業部 紫 ママ子 印 ○×株式会社 代表取締役社長 ○× △男 殿 |
<もし、「会社都合」なのに「退職願(届)」を書かされそうになったら・・・>
やっぱり、ここは冷静に反論してみましょう!
「退職願(届)」がないと、退職手続きが取れないという事は、絶対に!ありません!!
(退職手続きは、内容によってそれぞれの用紙等を書く必要があるからです)
『「退職願(届)」を会社に渡してしまうことは、
自己都合退職にされてもしょうがない』
これだけは、頭に入れておいてください。
その上で、十分に話し合いましょう!
もし、会社の定型フォームがある場合は、書く欄をよく見てください。
その中の退職理由を書く欄に、例えば、「会社都合による退職」とか「上司に辞めるように言われた」とかの、会社都合ととれる理由のチェック欄等があれば、チェックして提出しても大丈夫と思います。
ただし、提出前には必ずコピーをとっておきましょう!(便箋の退職願も要コピー!)
基本的に、退職に絡む書類は、すべてコピーをとっておきます。
会社側に改ざんされる恐れがあるからです。
実は、これでやっと会社都合にしてもらえる!というわけではありません!
もう1つの難関が残っています。
それを、『離職票』といいます。
これの離職(退職)理由が、「会社都合」となって、やっと公に「会社都合」として処理されます!
(※「離職票」については、次ページで説明します)
<なぜ、ここまで「会社都合」にこだわるのか?>
「自己都合」と「会社都合」では、退職後ハローワークでもらえる失業給付が変わってきます!
(※詳細は、別ページで説明します)
当然、なりたくもない解雇をされた「会社都合」の方が多いです。
失業給付の初回給付時期も、
「会社都合」なら、手続き後約1ヵ月後にはもらえるものが、
「自己都合」だと、さらに3ヶ月延ばされます(つまり約4ヵ月後になります)。
大きな違いです!
<なぜ、会社側が「会社都合」を嫌がるのか?>
詳細は、会社サイドの事なので、多くは言いませんが、その理由の多くは、
・会社がもらっている助成金がカットされる恐れがある。
(健全雇用を条件にもらえる助成金の場合、会社都合退職者が多いともらえなくなる場合があります)
・会社のブランドイメージに傷がつく。
・ハローワークから見た印象が悪くなると、ハローワークからの求職が来なくなる。
(職安の社員も、リストラばっかりしている会社をお薦めするわけにはいかないですからね)
等が、あると思います。
世の中、こんなずるい会社ばかりではないのですが・・・。
多いのも現実です。
当サイトでは、いつも言っていることなのですが、
「知らないことは損なこと」のないように、
自分の身は(守れる範囲で)自分で守りましょう!
最終更新日:2005.05.10
最終更新日:2005-05-10






